2013/02/07

2月2日(土)パフォーマンス「動く彫刻 能―TWO TIMES of Noh」が行われました


■パフォーマンス「動く彫刻 能―TWO TIMES of Noh」

神奈川県立近代美術館 葉山の建つ土地は、かつて古墳時代や平安時代に製塩が行われていた場所でした。パフォーマンス「動く彫刻 能―TWO TIMES of Noh」は、シテ方の辰巳満次郎さんが実際に美術館の敷地を歩き、この土地ならではの演目をと、この日のパフォーマンスの為にオリジナルで考えくださったプログラムです。

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2011年3月11日の東北大震災で大きな痛手を受けた宮城県の塩釜の浦につながる「融」をアレンジした曲にはじまり、イギリスからやってきたゴームリーの彫刻とのコラボレーションを経て、一色の海を見下ろし平和を寿ぐ「高砂」で締めくくられるこの日のプログラムには、当日200人近い来場者の方にお越しいただきました。

このレポートでは、朝の荒天から一転、天の祝福を受けたかのように劇的な天候の回復を経て実現した、奇跡的で神々しいまでのパフォーマンスの一部を写真でご紹介して参ります。美術館の庭を一周しながら、遥かな時代を超え、場所を越えて、この場に響きあう「TWO TIMES」、「ふたつの時空」をお感じください。



1.源融をモチーフにした能の「融」をアレンジしたパフォーマンス(上演場所:美術館正門前広場)
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2.ゴームリーの彫刻とともに(上演場所:あずま屋付近)
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3.四海波静かな平和を寿ぐ「高砂」(上演場所:中庭)
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■最後に

「能」をテーマにしたプログラムは、ゴームリーの彫刻プロジェクトの立案段階から暖められてきた企画で、「ここ葉山の地で、能と彫刻の共演を実現させたい」という強い思いのもと、出演者の皆様をはじめ多くの関係者のご尽力により、この度実現することができました。
今一度、ご来場くださった皆様、出演者の皆様、そして開催に向けてご尽力下さった皆様方に心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。(N.H)

↓同日行われたワークショップのレポートはこちらから
2月2日(土)「能を体験する」ワークショップが行われました