2013/01/21

2/16(土)「美術館バックヤードツアー」のご案内 ※終了しました


「TWO TIMES―ふたつの時間」関連企画として、神奈川県立近代美術館 葉山のバックヤードをめぐるツアーを行います。担当学芸員が展覧会が生み出される現場をご案内しながら、「TWO TIMES―ふたつの時間」について、企画段階からのお話を含め解説いたします。普段は立ち入る事のできない美術館の裏側をご覧いただだける絶好の機会です。ぜひお申し込みください。

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【ツアー②】「美術館バックヤードツアー」

案内人:担当学芸員
日 時:2013年2月16日(土)14:00-15:00
    ※要申込、無料
    ※定員15名、小学生以上

    
◆申込方法:
1.イベント名 【ツアー②】「美術館バックヤードツアー」
2.お名前(フリガナ)
3.ご住所
4.電話(必須)・FAX番号
5.メールアドレス
6.参加希望人数 *同伴者のお名前(フリガナ)もお書き下さい

をご記入の上、FAXまたは下記URLのページに 記載されているリンク先よりお申し込みください。
申込確定のご連絡は、お申込みより1週間前後で差し上げます。

◆申込先:
神奈川県立近代美術館「ゴームリープロジェクト関連プログラム申込」係

〈FAX〉046-875-2968
〈URL〉(リンク先は神奈川県ホームページ)
 https://cgi.pref.kanagawa.jp/ques/questionnaire.php?openid=1180546245&check

※フォームが表示されない場合は、ブラウザの再読み込みボタンを押して下さい。ブラウザのcookieが有効になっている必要があります。

2013/01/17

葉山・雪景色


「館長が案内する神奈川県立近代美術館 3館ツアー」の翌日の1月14日(月)、うららかな日差しに恵まれた前日の天候から一転、関東地方は10年に一度とも言われる大雪に見舞われました。例年ですと、雪が降ったとしてもうっすらと積もるくらいの葉山も、みごとに銀世界に。
前日のツアーで館長が「雨や嵐の中のゴームリーの彫刻は素晴らしい」「様々な天候の中でゴームリーの彫刻を見て頂きたい」と語りましたが、まさかここ日本で、あまり雪が積もらないここ葉山で、『雪の中のゴームリー彫刻』が見られるとは思いもよりませんでした。
Facebookでは先に1枚だけアップしていましたが、改めてこちらのブログでは美術館の学芸員たちが撮影した写真をご紹介いたします。雪の中のゴームリー彫刻、とくとご覧ください。(N.H)


©Antony Gormley

©Antony Gormley

©Antony Gormley

©Antony Gormley

大雪から一夜明けて。澄み切った空気の中、素晴らしい富士山が姿を現しました。 ©Antony Gormley

大雪から一夜明けて。 ©Antony Gormley




「館長が案内する神奈川県立近代美術館 3館ツアー」が開催されました




いまだ年始の参拝客で賑わう1月13日(日)、古都鎌倉を皮切りに「館長が案内する神奈川県立近代美術館 3館ツアー」が開催されました。 →開催概要

神奈川県立近代美術館は、戦後まもない1951年に日本で初めての公立近代美術館として鎌倉に創設されました。51年に開館した鎌倉館、84年に開館した鎌倉別館、そして2003年に開館し今年10周年を迎える葉山館の3館で、開館当初から現在に至るまで、日本の近現代美術を中心に海外の作家から現代美術まで活発な展覧会活動を行っております。

今回のツアーでは、これら3館を巡りながら、館長の水沢勉が美術館の歴史やコレクション、各館の建築を解説するとともに、戦後の日本史、美術史、文化史はもちろん、音楽や自然科学までをも取り入れながら開催中の4つの展覧会を解説し、参加者の方々をご案内しました。(N.H)



■鎌倉館
1951年開館(設計 坂倉準三)
展覧会「現代への扉 実験工房展 戦後芸術を切り拓く」(〜3月24日(日)まで)






■鎌倉別館
1984年開館(設計 大高正人)
展覧会「現代への扉 実験工房展 戦後芸術を切り拓く」第2会場(〜3月24日(日)まで)
   「戦後の出発展 1945年以後 混乱と希望の時代」展(〜3月24日(日)まで)
 



■葉山館
2003年開館(設計 株式会社佐藤総合計画)
展覧会「桑山忠明展 HAYAMA」(〜1月15日(月)まで)
   「TWO TIMESーふたつの時間」(〜3月3日(日)まで)






2013/01/10

1/20(日)彫刻家 西雅秋氏による"モノの型をとる"ワークショップ ※終了しました

ゴームリー作品と並んで海に面した庭に展示されている、漁船から型をとって制作した作品《大地の雌型より》。その作者西雅秋氏による、モノの型をとって作品を作るワークショップです。西氏は漁船から、ゴームリーは自分の身体から、 直接「型」をとって作品を作っています。「型をとる」ことで見 えてくる、いつもとちょっと違った世界を体験してみましょう。

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【ワークショップ②】「形の内と外― 型をとる」※終了しました

講 師:西 雅秋氏(彫刻家)
日 時:2013年1月20日(日) 11:00 - 16:00
会 場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂 および野外
 ※要申込、小学校高学年以上、定員 20 名(先着順)
 ※参加無料
 ※汚れてもいい服装でお越しください
 ※汚れてもいいタオル等をご持参ください。
 ※出来上がった作品はお持ち帰りいただけます。15cm前後の立方体が入る袋等をご持参ください。



◆講師のメッセージ
「眼前に広がる海、鋳型の大地が海水を受け包み込み、型取りは終った。
そしていま、水面に浮いた5隻の漁船それぞれの記憶への鋳込みが始まった。」

◆講師紹介

1946年生まれ。武蔵野美術大学卒業。アメリカ、パリ、デンマークに滞在。サンパウロ ビエンナーレ(93年)などグループ展多数 。広島市現代美術館(98年)、 神奈川県立近代美術館(2005年)で個展 。








◆申込方法:
1.イベント名 「形の内と外― 型をとる」
2.お名前(フリガナ)
3.ご住所
4.電話(必須)・FAX番号
5.メールアドレス
6.参加希望人数  ※同伴者のお名前(フリガナ)もお書き下さい

をご記入の上、FAXまたは下記URLのページに 記載されているリンク先よりお申し込みください。
申込確定のご連絡は、お申込みより1週間前後で差し上げます。

◆申込先:
神奈川県立近代美術館「ゴームリープロジェクト関連プログラム申込」係
〈FAX〉046-875-2968
〈URL〉(リンク先は神奈川県ホームページ)
 https://cgi.pref.kanagawa.jp/ques/questionnaire.php?openid=1180546245&check
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2012/12/20

鈴木昭男氏による"点音(おとだて)"ワークショップが開催されました



12月16日(日)初秋を思わせる暖かな日差しのもと、午前・午後の2回に渡りサウンド・アーティストの鈴木昭男さんによるワークショップ「ゴームリーと佇む 『点音(おとだて)』」が開催されました。 →ワークショップ開催概要

タイトルにもなっている"点音(おとだて)"とは、鈴木さんが制作した耳と足をかたどったマーク(本ワークショップでは点音(おとだて)プレート)の上に立ち、自分の居る周囲の音風景に耳を澄ますこと。優しい語り口と印象的な言葉で綴られる鈴木さんのお話に引き込まれた後は、参加者それぞれが美術館の庭を歩き、自分の音を探しにフィールドワークを行いました。

途中、鈴木さんによるエコー(こだま、反響)を楽しむ音遊びの実演や、遺跡から出土された古代の笛を再現した笛のパフォーマンス、更に鈴木さんが1970年に制作され今もなお現役のそれはそれは不思議な音がする「アナラポス」という楽器のパフォーマンスを交えながら、陽だまりのように暖かな鈴木さんのお人柄に包まれ、ゆるやかな時間が流れていきました。




今回のワークショップの為に、鈴木さん自らの選定で、美術館の建物と葉山の自然音が調和し最も特徴的な音が聞こえる3つの場所に、3つの点音(おとだて)プレートが設置されました。参加者は鈴木さんと共に散策路を巡りながら、鈴木さんの優しい語り口に耳を澄ませます。


木々を渡る風音。強く弱くしぶきを上げ、絶えることなく流れる波音。悠然と空を飛ぶ鳥たちのさえずり。車やバイク、話し声など人々の営みの音。そして、音を遮る「壁」としてでなく、反響板や音に変化を与える装置として存在する美術館の建物。

鈴木さんの導きによって、それらすべての音の要素が調和して、ひとつの音楽を奏でている事に気づかされます。

海側のゴームリー彫刻後方に設置された点音(おとだて)プレートに立つ鈴木さん。
晴れた日も風の日も台風の日も、人の居る日も居ない日も、昼夜問わず、ずっとそこに立ち続けるゴームリーの彫刻作品が、毎日どんな音を聞いているのかを想像しながら、この場所に佇んでみるのも良いかもしれません。

海に近い場所の点音(おとだて)プレートを辿り開けた場所まで来ると、突然に周囲の音が変わることに気づきます。美術館に勤務する学芸員たちも、この発見に驚きを隠せませんでした。
長く慣れ親しんだ場所でも、意識して音を聞く事によって新しい発見が生まれる。ゴームリーが自分の彫刻作品を「今の時間を変化させる『触媒』となって欲しい」と語っていた事にも通じる共通点を感じました。


フィールドワークの様子。
参加者は思い思いのスタイルで、葉山の音に耳を澄ませます。

美術館の中庭で、2つの石を打ちつけながら、エコー(こだま、反響)を楽しむ鈴木さん。

1970年に鈴木さんが開発した"アナラポス"。制作から42年が経とうとしていますが、今もなお不思議な音を響かせます。片方が空いた鉄製の筒2つを、同じく鉄製のコイルで繋いだ"アナラポス"。スピーカーの役割をする筒の1つを参加者の方に持ってもらい、もう一方を鈴木さんが持ち、筒に向かって歌ってみたり、本体をこすったりコイルをはじいたりして音楽を奏でていきます。


どんな音かを言葉で表現するのはとても難しいのですが、森羅万象や宇宙を感じさせる音、とでも申しましょうか。機会がありましたらぜひ体験してみてください。






最後に。
鈴木昭男さんが制作し、今回のワークショップで使用した3つの点音(おとだて)プレートは、美術館の収蔵作品として、今後も鈴木さんご自身が選んだ3つの場所に設置されることが決まりました。
ワークショップに参加できなかった方も、美術館の散策路を訪れた際には、ぜひ3つの点音(おとだて)プレートを探してみてください。そして葉山の美しい風景だけでなく、「音」にも耳を傾けてみてください。定点におかれた点音(おとだて)プレートですが、その時に鳴っている音は全て違うはず。その時どんな調和が生まれ、どんな音楽が奏でられるでしょう?ぜひ自分だけの音を見つけにいらしてください。(N.H)


2012/12/13

12/16(日)開催間近!鈴木昭男氏による「点音(おとだて)」ワークショップのご案内 ※終了しました

oto-date in Torino, 2006

今週末の日曜日(12/16)、いよいよサウンド・アーティスト鈴木昭男氏によるワークショップ、「ゴームリーと佇む『点音(おとだて)』」が開催されます。
ピリリと張りつめた冬の空気のもと、じっと太平洋の彼方と、葉山の丘を見つめるゴームリー彫刻とともに"葉山の音"を聴く... さて、どんな"音"が聴こてくるでしょう?
参加料は無料、当日参加も大歓迎です。ぜひ遊びにいらしてください。
お子様も大人の方もお楽しみ頂けるワークショップです。

ワークショップ詳細はこちらから →リンク
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【ワークショップ①】「ゴームリーと佇む 『点音(おとだて)』」 ※終了しました

講  師:鈴木 昭男氏(サウンド・アーティスト)
日  時:12月16日(日)  ※2回開催。各回とも同一の内容です。
     <1回目>10:30-12:00   <2回目>13:30-15:00
会  場:神奈川県立近代美術館 葉山
※要申込、参加無料
※雨天決行
※本プロジェクトDVD・報告書作成の為、当日の模様を撮影・録音いたします

申込方法:
1. イベント名 「ゴームリーと佇む 『点音(おとだて)』」
2. 希望する回   (1回目 又は 2回目)
3. お名前(フリガナ)
4. 住所
5. 電話(必須)・FAX番号
6. メールアドレス
7. 同伴者の人数・お名前(フリガナ) 

をご記入の上、FAXまたは下記URLの問合せフォームよりお申し込みください。申込確定のご連絡は、お申込みより1週間前後で差し上げます。

◆申込先
FAX:046-875-2968
申込フォーム:(リンク先は神奈川県ホームページ)
※ブラウザのcookieが有効になっている必要があります。フォームが表示されない場合は、ブラウザの再読み込みボタンを押して下さい。
https://cgi.pref.kanagawa.jp/ques/questionnaire.php?openid=1180546245&check

2012/12/11

2/2(土)能楽師 辰巳満次郎氏によるワークショップ「能を体験しよう」※終了しました


動く彫刻といわれる能の所作や楽器の体験をするワークショップです。単に止まっているのではなく、静かに佇んでいるゴー ムリーの彫刻と、静の中に動があり、動いていないことも一つの演技である能 。 二つの世界が出会う場所で 、 最も古く最も新しい能を体験します。
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【ワークショップ③】「能を体験しよう」 ※定員に達したため申込受付を終了しました

講 師:辰巳満次郎氏(能楽師)
日 時:2013年2月2日(土) 10:00 - 12:30
会 場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
 ※要申込、高校生以上、定員 30 名(先着順)
 ※参加無料
 ※足袋をご持参ください。お持ちでない場合は貸出します
 ※本プロジェクトDVD・報告書作成の為、 当日の模様を撮影・録音いたします。

特記事項:
 14:00 から辰巳満次郎氏によるパフォーマンスを行います
「動く彫刻 能―TWO TIMES of Noh」(申込不要、参加無料)
 詳 細:http://gormleyinhayama.blogspot.jp/2012/12/22-two-times-of-noh.html


◆講師紹介
シテ方宝生流能楽師。父辰巳孝に師事し、 4 歳で初舞台。2001年重要無形文化財総 合指定の認定を受ける。国内外での古典の公演にとどまらず、伝統的な手法による違和感のない新作活動にも参画し、12年8月には 国際ミルトンシンポジウムで詩人の高橋睦郎氏が詞章を手がけた新作能「散尊」の演出・振付・主演をつとめる。
 →辰巳満次郎 オフィシャルサイト
  http://manjiro-nohgaku.com/


◆講師のメッセージ
「ゴームリーと能。『動かぬ故に能』と言うならば、魂のパフォー マンスとしては、どちらも『体動する彫刻』ではないだろうか。 TWO TIMESの織り成す宇宙を感じていただきたい。」