2012/12/11

1/13(日「館長が案内する神奈川県立近代美術館 3館ツアー」※終了しました



「アントニー・ゴームリー 彫刻 プロジェクト IN 葉山 TWO TIMES-ふたつの時間」の関連企画として、神奈川県立近代美術館3館(葉山館、鎌倉館、鎌倉別館)をめぐるツアーを開催いたします。
神奈川県立近代美術館は、戦後まもない1951年に日本で初めての公立近代美術館として古都鎌倉に創設されました。開館当初より現在に至るまで、日本の近代美術を中心に海外の作家から現代美術まで活発な展覧会活動を行っております。本企画は、館長水沢勉の解説を聞きながら開催中の4つの展覧会をご覧いただき、神奈川県立近代美術館の「今」を体験するツアーです。この機会にぜひご参加ください。


「館長が案内する神奈川県立近代美術館 3館ツアー」

◆案内人:水沢勉(神奈川県立近代美術館 館長)
◆日 時:2013年1月13日(日)10:00-15:00
※要申込、参加無料。ただし展覧会の観覧券、及び移動交通費は各自お支払いください。
※鎌倉館の有料観覧券(65歳以上券、高校生券を除く)の半券ご提示で、
 同展会期中に限り、葉山館で開催中の展覧会を優待料金でご覧いただけます。
 集合時間前に観覧券を各自お求めください。
※現地集合。移動は各自でお願いいたします。各館ツアーのスケジュールは
 「会場・スケジュール」欄をご確認ください。
※定員30名。定員に空きがある場合やキャンセルが出た場合、当日追加で受け付けます。

◆会場・スケジュール:
10:00~11:00 神奈川県立近代美術館 鎌倉   (集合場所:鎌倉館チケット売り場)
11:30~12:00 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 (集合場所:鎌倉別館1階エントランス)
14:00~15:00 神奈川県立近代美術館 葉山   (集合場所:葉山館エントランス)
※現地集合。移動は各自でお願いします。
※鎌倉別館から葉山館への移動は、公共交通機関で一時間弱かかります。
 当日は道路事情により大変込み合う可能性がありますので、お時間に余裕をもって
 お越しください。

◆ご覧いただける展覧会:
<鎌倉館> 「実験工房展
<鎌倉別館>「戦後の出発」展 
<葉山館> 「桑山忠明展 HAYAMA
      「TWO TIMESーふたつの時間

◆申込方法:
①イベント名 ②お名前(フリガナ)③住所 ④電話(必須)・FAX番号 ⑤メールアドレス
⑦参加希望人数  ※同伴者のお名前(フリガナ)もお書き下さい。

をご記入の上、この申込用紙をご利用いただきFAXでお申し込みいただくか、下記URLに記載されているリンク先よりお申し込みください。
申込確定のご連絡は、お申込みより1週間前後に差し上げます。

◆申込先:
神奈川県立近代美術館「ゴームリープロジェクト関連プログラム申込」係

〈FAX〉046-875-2968
〈URL〉(リンク先は神奈川県ホームページ)
 https://cgi.pref.kanagawa.jp/ques/questionnaire.php?openid=1180546245&check
 
※フォームが表示されない場合は、ブラウザの再読み込みボタンを押して下さい。ブラウザのcookieが有効になっている必要があります。

2012/12/10

館長トーク「現代美術って楽しく深い」が開催されました

12/9(日)、「TWO TIMESーふたつの時間」関連プログラムとして、神奈川県立近代美術館 館長 水沢勉によるトーク「現代美術って楽しく深い」が行われました。
本プログラムは、現在葉山館で開催中の「桑山忠明展HAYAMA」と「TWO TIMES―ふたつの時間」を館長の水沢勉がご案内し、実際に展示を見ながら現代美術の楽しみ方をわかりやすく解説するというもの。熱のこもった館長の言葉に、参加者の方々は熱心に耳を傾けておられました。

強風の中、ご来館いただきありがとうございました。(N.H)





©Antony Gormley
©Antony Gormley






2012/12/01

ゴームリー氏来館イベントレポート

アントニー・ゴームリー氏とTWO TIMES
©Antony Gormley,Photo ©Ryo Fujishima

柔らかな秋の日差しと、さわやかな晴天に恵まれた11月4日(日)、本プロジェクトの作家アントニー・ゴームリー氏が神奈川県立近代美術館 葉山に来館し、終日、葉山町の方々や来館者の方々と交流する関連プログラムが行われました。同日開催されたイベントの写真とともに、葉山を訪れたゴームリー氏の1日をご紹介いたします。

1. 9:30〜 「葉山町の方との町歩き」
                     Photo ©Ryo Fujishima

美術館の近隣にお住まいの有志の方の案内で、館長や担当学芸員らと共に美術館周辺を散策しました。
Photo ©Ryo Fujishima









美術館前のバス通りから一歩足を進めると、緑にかこまれた小道や、かつての別荘の名残を残す家々など、どこか懐かしい雰囲気が漂う景色が広がります。
Photo ©Ryo Fujishima








町の方だからこそ知る葉山の風景にゴームリー氏も大変心を惹かれた様子で、しきりにカメラのシャッターを切っていらっしゃいました。









2. 11:00〜「〈報道関係者向け〉作品解説ツアー」

葉山町 山梨崇仁町長とゴームリー氏
Photo ©Ryo Fujishima
町歩きの後は、報道関係者向けの作品解説ツアーを行いました。初めにゴームリー氏から作品のコンセプトについて詳細なレクチャーがあり、その後実際に美術館の庭に出て、作品を前にして質疑応答が行われました。
このツアーには、抽選で選ばれた葉山町在住の方々の他に、プロジェクトの後援を頂いている葉山町の山梨崇仁町長、畑中由喜子町議会議長、豊田茂紀教育長らも参加されました。

「こういうプロジェクトは沢山行っているが、どんな場合でも法律や地域のルールなどとのすり合わせは必要。町との対話は大切なことだ。今回、海辺設置が実現しなかったのは確かに残念ではあるが、対話は必要な事だ。今の(海を望む庭に立てられた彫刻の)場所も気に入っている。」とゴームリー氏。









3. 13:30〜 「講演会『Antony Gormley ”ON TIME”』」
Photo ©Ryo Fujishima

Photo ©Ryo Fujishima

Photo ©Ryo Fujishima
熱気溢れる満席の会場の中、ゴームリー氏による通訳を介しての約1時間の講演となりました。

「絶対に確かなのは『我々が確実に知っていることは何もない』ということだ」
「立っている姿勢の彫刻を『動かないもの』と見るだろうが、実は、地球規模で言えば自転の速度で、さらに言えば公転の速度で、さらには銀河系の動く速度、もっといえばビッグバン以来膨張し続けている宇宙のすさまじい速度で、動き続けている。『距離感』を遠くにとってみると、様々なことが見える」

など、作品に端を発しつつ、ご自身の世界観を含めてお話しくださいました。
その後、会場から寄せられる質問に対して40分近くに渡り、丁寧にかつ誠実に回答いただきました。


















4. 15:30〜 「作家交流会」
Photo ©Ryo Fujishima

Photo ©Ryo Fujishima

Photo ©Ryo Fujishima
 講演会の後は美術館の中庭で作家交流会が行われ、残念ながら講演会の定員に入りきれなかった方々も含め200名を超える人にお集まりいただきました。
























Photo ©Ryo Fujishima






ゴームリー氏による挨拶の後、皆で海に面した庭まで下りていき、作品を前にゴームリー氏の作品解説に聞き入りました。
作品解説ツアーに参加した方々から次々と質問が飛び交い、講演会に続き活発な質疑応答が繰り広げられました。
Photo ©Ryo Fujishima










Photo ©Ryo Fujishima
作品解説の時間は、ちょうど一色の海に陽が落ちていく時間帯にも重なり、ゴームリー氏はいたくその風景に感動されたようで、「今日はありがとう、お天気まで歓迎してくれてとても嬉しい」
「午前中に葉山の町を歩いて、細い道や木の間を歩いたり、古い家が残っているのを見た。海と町の同居する環境が素晴らしいと実感した。この場所でプロジェクトが出来たことが本当に嬉しい。」と繰り返しお話されていました。
Photo ©Ryo Fujishima
























10月から11月にかけて、ブラジル、アメリカ、香港という強行なスケジュールを経て日本に来日したゴームリー氏。東京での大林賞授賞式に出席した後葉山に滞在されましたが、早朝から分刻みで行われたプログラムに笑顔を絶やさず、積極的かつ真摯に来場者の方と向き合う姿勢に、非常に感銘を受けました。
ゴームリー氏の来日を経て、12月からはプロジェクトの関連プログラムが本格的に始動します。ゴームリー氏の「TWO TIMES」の世界観を体験しに、ぜひご来館ください。



【番外編】

超がつくほどハードなスケジュールをこなすゴームリー氏。分刻みでスケジュールが進行する中、ご自身の彫刻近くにあるあずまやで海を眺めながら昼食中。
波の音を聞きながら、自ら制作した彫刻と同じように海のかなたに目をやり「この美しい光景をもっとずっと見ていたい」と話しておられました。


Photo ©Ryo Fujishima



ゴームリー氏は、ご自分のカメラで葉山の自然を逐一撮影されていました。
こちらはご自分の彫刻を背後から撮影中です。
Photo ©Ryo Fujishima







終日に渡り、見事な姿を現していた富士山。美術館の中庭から、葉山ならではの風景をパチリ。




Photo ©Ryo Fujishima






旧知の写真家の安斎重男氏と、友人でもある彫刻家の舟越桂氏と。再会を喜び、和やかな談笑のひと時を過ごしました。

Photo ©Ryo Fujishima








2013年2月に「TWO TIMES」の関連プログラムとして、ワークショップを行う彫刻家の西雅秋氏と。
海に面したゴームリー氏の彫刻と並んで、西氏の漁船から型をとって制作した作品《大地の雌型より》が展示されています。
「お隣さん同士だね」と会話も弾みました。

(M.L)(N.H)



2012/11/24

12/9(日)館長トーク「現代美術って楽しく深い」のご案内※終了しました

神奈川県立近代美術館 葉山で開催中の「桑山忠明展HAYAMA」とイギリスの彫刻家アントニー・ゴームリーによる彫刻プロジェクト「TWO TIMES―ふたつの時間」を館長の水沢勉がご案内し、実際に展示を見ながら現代美術の楽しみ方をわかりやすく解説いたします。ぜひご来館ください。


【館長トーク①】「現代美術って楽しく深い」※終了しました。
日  時:12月9日(日)14:00-15:00
会  場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室・散策路
※申込不要、参加無料。ただし「桑山忠明展」の観覧券が必要です。

◆「桑山忠明展 HAYAMA」詳細はこちらから↓
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/481598.pdf

開催の様子はこちらから↓
http://gormleyinhayama.blogspot.jp/2012/12/blog-post_10.html

2012/11/16

12/16(日)サウンド・アーティスト鈴木昭男氏による”葉山の音を聴く”「点音(おとだて)」ワークショップ ※終了しました

oto-date in Torino, 2006
(2012年11月25日一部修正 ※青字部)
サウンド・アーティスト鈴木昭男氏と美術館の庭を散策しながら、ゴームリーの彫刻の周囲で「音」を探し、自分だけの「音」や葉山の「音」を探し出していくワークショップです。
「点音(おとだて)」とは、鈴木氏が制作した耳と足をかたどったマークの上に立ち、自分の居る周囲の音風景に耳を澄ますこと。持ち物はこだわりのない「はだかの耳」だけです。ご自分だけの「音」を見つけにいらしてください。
※子どもも大人もお楽しみいただけるワークショップです。

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【ワークショップ①】「ゴームリーと佇む 『点音(おとだて)』」 ※終了しました

講  師:鈴木 昭男氏(サウンド・アーティスト)
日  時:12月16日(日)  ※2回開催。各回とも同一の内容です。
     <1回目>10:30-12:00   <2回目>13:30-15:00
会  場:神奈川県立近代美術館 葉山
※要申込、参加無料
※雨天決行
※本プロジェクトDVD・報告書作成の為、当日の模様を撮影・録音いたします

申込方法:
1. イベント名 「ゴームリーと佇む 『点音(おとだて)』」
2. 希望する回   (1回目 又は 2回目)
3. お名前(フリガナ)
4. 住所
5. 電話(必須)・FAX番号
6. メールアドレス
7. 同伴者の人数・お名前(フリガナ) 

をご記入の上、FAXまたは下記URLの問合せフォームよりお申し込みください。申込確定のご連絡は、お申込みより1週間前後で差し上げます。

◆申込先
FAX:046-875-2968
申込フォーム:(リンク先は神奈川県ホームページ)
※ブラウザのcookieが有効になっている必要があります。フォームが表示されない場合は、ブラウザの再読み込みボタンを押して下さい。
https://cgi.pref.kanagawa.jp/ques/questionnaire.php?openid=1180546245&check

< ゴームリーと佇む 「点音(おとだて)」>
「海を眺めて立つゴームリー 鋳物で出来た像というよりそれはゴームリーそのものだ
ゴームリーの立つ風景に寄り添う時 私もゴームリーの時空に身を委ね 今を感じることが出来る

私の『点音(おとだて)』の行為も 大地に敷したポイントに足を添えたその時点から 世界との同化をうながすものであった

" Two Times" のゴームリーを視野に入れる浜の『点音(おとだて)』と美術館の屋上に立つゴームリーはまた三ヶ丘を意識に置いた『点音(おとだて)』 共に 計らずして方向が一致していた
そこに佇んだとき 私はゴームリーと共振していることに気付いた」 鈴木昭男


<プロフィール>

1960年代に始めた"自修イベント(Self-Study Event)" のひとつ "エコーポイントを探る" が 1996年 Berlin での"sonambiente-festival" で 「点音(おとだて)」として公共の場におけるプロジェクト作品として蘇った。
耳と足形をもじったマークは 音楽における一つのおたまじゃくしであってそれを五線譜にではなく巷(フィールド)に孔版によるスプレーやコンクリート・プレートの敷設によって佇みの場を示すもので "聴く奏で方" を提示した「点音(おとだて)」は現在も継続し 各地で発表してきている。1988年に 日本標準時の子午線最北の地 丹後で遂行した"一日自然に耳を浸す" 音のプロジェクト "日向ぼっこの空間(Space in the Sun.)" は 日干しブロックの構造空間で今は風化しつつ自然に戻りつつある。(講師提供)


日向ぼっこの空間その後,2004年作家訪問時






2012/11/05

11月4日(日)作家来日イベントが開催されました


11月4日(日)、アントニー・ゴームリー氏が神奈川県立近代美術館 葉山に来館し、葉山町の方や来館者の皆様と直接触れ合う「作家交流会」「作品鑑賞ツアー」、並びに「特別講演会」が開催されました。
当日のイベントの様子は後日こちらの特設サイトにてご紹介して参ります。(N.H)

◆ゴームリー氏来館レポートはこちらから↓
http://gormleyinhayama.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html



2012/11/02

【申込受付中】神奈川県立近代美術館とまちあるき よくばりツアー

 「アントニー・ゴームリー 彫刻プロジェクト IN 葉山」では、エコツーリズム葉山主催の「神奈川県立近代美術館とまちあるき よくばりツアー」に協力しております。

このツアーは、『美は甦る 検証・二枚の西周像―高橋由一から松本竣介まで』展(2013年1月26日(土)〜3月24日(日)開催)と『アントニー・ゴームリー 彫刻プロジェクト IN 葉山 TWO TIMES―ふたつの時間」』を担当学芸員の案内でご覧いただいた後、エコツーリズム葉山のスタッフが、かつて別荘地として栄えた古き良き時代の面影が残る、葉山のまちをご案内する、というよくばりなツアーです。
まちあるきを楽しんだあとは、雰囲気のあるレストランにご案内し、昼食をお楽しみいただきます。

早春の一日を、葉山でお楽しみください!

日時:3回目 2013年2月 3日(日)10:00ー14:00
   4回目 2013年3月 2日(土)10:00ー14:00
    ※各回とも同一の内容です
    ※昼食時間を含む
   
主催:エコツーリズム葉山
協力:神奈川県立近代美術館
*本ツアーは有料です。ツアー料金1,000円(ガイド代、資料代、保険料)の他、別途展覧会の観覧券、昼食代が必要になります。

申込み先:yabe-fumiko@jcom.home.ne.jp
問合せ先:エコツーリズム葉山(担当:野中) 090-2312-2257

趣のある葉山の小路
古民家を改装した雰囲気あるレストランで昼食を予定しています
engawa cafe & restaurant
http://www.engawa-hayama.com/